巴里見物
今日は今年になって始めてパリ見物をして来ました。 地下鉄のトロカデロ駅《シャイヨー宮》の広場からエッフェル塔を眺めました。 曇り空にそびえるエッフェル塔。 葉の落ちた木々の間にそびえ立つ姿は、赤白の東京 タワーと違ってシックで雄大です。
私の傍に一人の日本人が近付いて来ました。 其の方は82歳と4ヶ月と言いエッフェル塔の前で、観光客向けの写真やさんが写した4枚15フラン(約1000円)もする写真を手にしながら『一生の記念です。もう死んでも悔いは有りません』と話して居ました。
ショルダーバックを肩に掛け『昨日着いて今朝から歩き詰、パリは歩きが一番。 是からエトワール:凱旋門へ』と、お元気でした。 田舎のお爺さんは如何ですか?? 一度しか便りして居ませんが・・・
この後、サン-ミッシェルへ行き、フランス人に人気が有ると言うアラブ料理「クスクス」を食べました。 アルジェリアやモロッコの料理で意外と面白い感じです。 サン-ミッシェルは学生街でヒッピーが多く、何と無くざわめいて居ますが親しめる街。 ノエルの夜から好きになりました。 レストランもエキゾチックな情緒漂う所が多く、 高級レストランとは違って一種独特の雰囲気が有ります。
食事の後、コンコルド広場方面に河岸を歩き、地下鉄マドレーヌ駅近くの音楽バー:オランピアへ。 時間が 早いせいも有りお客はまばらでした。 イギリス人の経営で英国調の店造り。 日本のバーの様な物では無く ホステスとか居ません、カウンターの女性は学生さん。
夜九時半… あっと言う間に人が一杯~音楽の生演奏が始るのです。 髪がバサッとした蝶ネクタイに口ひげ≪御茶ノ水博士?≫風の方が ピアノを弾き始め、お客は思い思いにピアノを取り囲んだり、テーブルに座って調子をとったり年配~若者、客同士で立ち話をしたりとても愉快でした。 生ビール一杯3フランで何時間も居られ音楽の生演奏が聴けるのです。 老若男女、皆が集り自分の好きな様にして生演奏が聴ける楽しい 社交場、気軽に入れるこんな店、人々の心を和やかに愉快にして呉ます。
今日は日記を書くつもりで一日を書いて見ました。 巴里には色々楽しい店や面白いお料理が有ります。 街の話題は折りに触れ書きたいと思います。では又。