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巴里便り~今昔★オートクチュール修行@70年代

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2012年 06月 05日 ( 1 )

結婚式

1973年6月5日(火)
皆様、お忙しい毎日をお送りの事と存じ上げます。 私の方はまあまあの毎日です。 『 時が解決して呉る』 『案ずるより産むがやすし』 と何時も、お父さんの言う様にその通りだと思います。 先週一週間は本当に憂鬱な毎日でしたが6月2日無事結婚式も終わり今は又、元通りのんびり~です。 

さて憂鬱の種だった結婚式のお知らせを少々。 一言で言うと 『 狂っている 』 としか~ 言い様が無いです。 花嫁さんはものすごく綺麗だったけれど~ 土曜の午後3時、オデッタさんと一緒に花嫁さんの家へ、其処から 3時半市役所へ婚姻届を出しに。 此処では結婚証明書を受けるカップルのラッシュ~ フランスでは最寄の市役所で、新郎新婦~双方から 選ばれた立会人のもと市長から直接、結婚証明書が交付されます。  式典を行う同じ部屋に他三組の新郎新婦と列席者が後々続いていました。
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その後、式を挙げる教会へ~ 式が終わった後、教会の裏手の広い庭で数人ずつのグループが出来、其々お喋り。 新郎新婦が思い思いに輪へ加り挨拶、祝福されお喋りに興じます。是は教会だけに出席した招待客、友人や近所の人達の為の催しです。 巴里の6月は明るいので夕方7時頃まで続きました。 其処から一度花嫁さんの家へ。 
       
夜9時にレストランへ~ 深夜12時過ぎまで食事。 その後、歌ったり、踊ったり、お喋り & ゲーム等で楽しみ、レストランを出たのは午前5時~ 既に夜が明けていました。 其処から又、花嫁宅へ移り~ 身内と親しい友人で軽い食事。  私達、数人の友人は此処で別れて帰りました。 家へ戻ったのは翌日6月3日、日曜の朝7時。
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オデッタさんの話ではその後、新婚の家へ移動、終ったのは午前11時だったそうです。 全部で20時間の結婚式。 何とも想像を絶する結婚式の長さ、私が参加したのはその内の16時間。 辛い月曜日になりました。

然し役所の婚姻届から終り近くまで親類同様の扱いをして頂き、 巴里郊外の結婚式がどう言う風に行われるのか、知る事が出来た事は良い経験でした。 花嫁、花婿の両親共にとても良い人達で、新郎は以前~二度程逢った事が有るので全然知らないより親しみが有りました。 

招待客でさえコチコチに緊張(私だけかも?)してしまう、日本の結婚式よりリラックスして楽しく愉快です。 結婚衣装は、お色直し等の面倒な事は無く、真っ白いウエディングドレスで役所の婚姻届から、家に帰り着く迄、全て一枚で通します。 経済的で良いです。

何時間も着ない衣装に高いお金を払うより、15時間以上着て居る衣装の方が経済的。 こんな所はフランスの形式張らない結婚式の方が好きです。 結婚する時は日仏両方の良い所をとって、形式張らないものにしたいですネ。 早く相手を見付けないと~?! 

場所を移動する時はレースのリボンを結んだ車の行列なので、一目で結婚式の行列と解り~ クラクションを鳴らしながら通り過ぎる為、すれ違う車もクラクションで応答… 待ち行く人々も振り返り~手を振り~ 皆に祝福される結婚式です。 
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挨拶&祝辞と言う~ かしこまったものが無いのも気分をリラックスにさせるのかも~ 一週間の憂鬱も一日で晴れました。そして一週間、降り続いた雨もカラット晴れ上がり今日まで晴天が続いてます。 一番良い気候です巴里の6月は… 
 
来週からは又、オートクチュール・コレクションの仕事開始です。 来月一ヶ月働けば8月はヴァカンス。 時が駆け足で 去って行くようです。 では又便りします。
by paridayori | 2012-06-05 06:04 | 行事 | Comments(0)
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夢を叶えた落ちこぼれの巴里修行


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